2017年の上半期でホンダの小型ジェット機が世界首位になったと地元紙で報じられています。
記事には主翼の上にエンジンを載せたデザインが特徴とあります。
故本田宗一郎さんは、いつも他社と何が違うのかというのを技術スタッフに要求していました。
通常、小型ジェットの場合エンジンを胴体に取り付けているケースが多く、これだと機内の空間がかなり狭くなります。
ホンダの開発スタッフはこの機内の空間を広くするため、翼の上にエンジンを載せるという冒険の開発に乗り出しました。
他社は、当初上手くいかないと見ていたようですが。
しかし、そこはホンダ・・・コストや飛行時の安定など長年に渡って研究し、ついに成功。
このリスクの高い開発費を捻出する情熱こそホンダイズムなのでしょうね。
発売後は燃費・機能性・コストに安全面が評価されたのでしょう。
高度成長期に出てきた、スーパーカブと理念は同じだと思います。
本田宗一郎さん亡きこのあと、この理念は受け継がれるのでしょうか???
また、ソニー魂のように薄くなっていってしまうのでしょうか。
松下さんの存在も薄くなっていく中、心配です。