地震に耐える基礎構造。

新耐震か旧耐震かのお話の中にもう一つ重要な要素に基礎構造があります。いくら建物を強くしても直接土地に接する基礎とのバランスが大事です。

はっきり言って旧耐震時代はこの基礎構造にも問題があるケースが多いです。建物ばかり耐震改修しても基礎がそのままでは十分な力を発揮できないのではないでしょうか。

私がこの建築の世界に入ったのが、平成元年です。当時は無筋の基礎図面もありましたし、鉄筋が入っていても現在のようなベタ基礎ではなく、布基礎がほとんどでした。

ベタ基礎と布基礎の違いは簡単にいうと、立ち上がり部分の下にしかベースがないのが布基礎。基礎全体にベースがあるのがベタ基礎です。
なにも布基礎が特別弱いというわけではありませんが、地盤調査も行われない中で無筋の布基礎では今思うにやはり強度不足の感があります。

というわけでSKIP HOUSE の基礎構造(ベタ基礎)を実際の工事写真をご紹介しながらご案内していきたいと思います。

SKIP HOUSE 建築プロセスのスライドショーでも出てきますし、建築プロセスブログを遡っていただいても解ると思いますが、地震に対する備えという部分についてさらに詳しくご紹介していきます。

こちらは工事前の現場の様子です。
そして地盤調査のあと、
いよいよ着工となります。ユンボという重機で地面を掘り始めることを着工といいます。
職人さんが持っている棒は、レーザーを検知します。高さを測りながら掘り進めます。丁度のところに来るとピピーっといいます。
右に移っている白い車は、着工を見計らって見学に来られた大家さんの車です(笑)
去年の夏でした・・・
以前ロフトハウスを建築していただいているOBのオーナー様です。夏からSKIP HOUSE の着工に向けてプラン中であります。。。ロフトハウスは以下のブログで紹介しています。

ブログ参照 : ロフトの改善点を克服。

基礎構造で最も大切なのが、配筋工事です。次回はその鉄筋の組み方・・・配筋工事に入っていきましょう。。。
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