徳島県の風土とガレージハウス。

以前、注文住宅の設計する際に風の抜けや日差しのあたり方、植樹の仕方などを考慮していました。その時、北関東の方々と勉強会なるものをしていました。

そうすると各地域によって気候が違う、そのことを十分把握する必要がありました。本来、古くから地域地域に根差した建築業者によってそれらは受け継がれていたのですが、戦後住居不足になり、高度成長期に早く安く建てる量産方向へ寄っていったと思います。

その後、ハウスメーカーが台頭してきて営業力が問われ始めます。建築というククリが、地域の風土に合った配慮からビジネス性へと変わっていったと考えています。

今や住宅建築は、ほとんどビジネスの分野です。現地に何度も足を運び「あーでもない、こうでもない」ではなく、パフォーマンスに近いヒヤリングをして間取り・デザインを決定していきます。

あなたは、どうだったのか ? っというお声が聞こえてきそうですが・・・私もその渦の中に抵抗しながらも巻き込まれていました。

建築を楽しむ余裕などはなく受注活動に神経を注がざるを得なかったですね。(因みに最高受注は38棟でした、徳島県ではベスト10以内でしょうか・・・)

私は20代の時、下請けをしておりました。その会社は香川が本社だったのですが、四国全県に住宅展示場を展開していました。

施行マニュアルというのがありましたが、香川県で作られたマニュアルは高知県では受け入れられませんでした。高知県の建築業者の方が、「この収め方なら台風ごとに雨漏れするぞ」と指摘されていました。

結局、徳島と高知は台風上陸が多いということでマニュアルを変更しました。やはり、高知の台風は徳島より凄いらしいです。高知の中でも差があるんでしょうけどね~

なんだかまとまらない話になってしまいましたが(笑)

つまり以前は地域に根差した建築業者がその土地の気候特性に配慮していたが、現在ではビジネス色が強くなり、この分野がないがしろにされがちだということです・・・

っで、徳島の気候の特色ですが。
夏暑く日照時間が長い、梅雨も長い、冬も結構寒い。霜も降りるし何度か積雪もあります。黄砂も花粉も飛ぶ。台風上陸もあるしヒョウや雷もある。

そして、何と言っても・・・
都市で生活されていた方なら、ご理解いただけると思いますが車なしではやっていけない。

もちろん都市でも車があった方が便利ですが、電車網が発達したエリアではかえって時間がかかってしまいます。都市部では駅ごとに買い物ができるので駅からの所要時間が家賃に大きく影響しています。徳島での買い物は・・・

何がいいたいのか(笑)
徳島県は、ガレージハウスに向いている気候・風土であるということです。
もっと言えば快適に暮らすにはガレージが必要だといいましょう。

そのガレージ内の機能性については次回に・・・
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