先日の9時~のニュースで熊本地震の倒壊建物調査結果を報道していました。識者の方が強く訴えていたのは、現在の法規制の中に含まれない上下階の柱・壁位置のバランスのことを指摘されていました。
私も以前このようなことをブログで書きましたので、みてみてください。
ブログ参照 : 耐震に大切なのはバランス。
新耐震基準はもちろん、今現在の耐震基準で建てられたものでも1Fが完全に押しつぶされているものがあると・・・原因は1Fの柱・壁上に2Fがきれいに沿って乗っかっていないことだと言っていました。
つまり、違反もしていないし、施工ミスでも設計ミスでもないが、地震に弱い設計であるということです。
上下階がそろわないという代表的な建て方として田舎に良く見る入母屋の家です。日本瓦がきれいで家のぐるりに下屋根があるあの形です。
1Fの壁のラインより2Fの壁のラインが奥へ入っているから、立派に見えるが上下階の柱がそろっていないケースが多いのです。一概に弱いとは言えませんが、柱の直下率という項目が依然はないがしろだったことは事実だと思います。
そうすると1000万円以下ですべてコミコミというような、超ローコストの真四角のシンプルな間取りは柱・壁とも上下階が揃えやすいということですね。
SKIP HOUSE の柱・壁の上下階バランスはすこぶる良いです。
同じ間取りが上下階そろって重なるので直下率は凄くいいのです。