木造アパートの弱点を克服。

今回のSKIP&PIT HOUSE PRPJECT の構造は、木造です。
木造アパートと言えば、刑事ドラマなどで犯人が依然住んでいた・・・などのシーンで良く使われたりしていたイメージがありますか(笑)

では今までの木造アパートの弱点を挙げてみましょう。

①上階の音が気になる
②隣の音が気になる
③外観のデザインがイマイチ
④耐震性が心配
⑤防火性能が低い
⑥設備が古い
⑦ローカやバルコニーが雨ざらし
⑧1Fのプライバシー性            などでしょうか。。。

今回のプロジェクトは、これらすべてを克服していますので一つ一つ紹介させていただきます。

①上階の音が気になる・・・ですが、
1Fと2Fの部屋の間には、スキップしている分の空間が存在しているため、直接接していません。足音や話し声など確実に抑えられています。

しかも、1Fの天井は強化石膏ボード+断熱材充填⇒2Fの床24mm合板+9mm石膏ボード+12mm合板という念入りなものです。これらは建築プロセスの中でもご案内しています。
②隣の音が気になる・・・ですが、
部屋と部屋の仕切りの壁は、両側から石膏ボードを2重に貼って間に断熱材を充填しています。またその壁には遮音性を重視し配管や配線を一切施していません。

石膏ボードを貼る際も一枚目と二枚目の継ぎ目をずらして貼ります。さらに金物や梁などの隙間は、コーキングして一切の隙間を埋めています。

基礎から屋根まで一気通貫でこれらを施工していますので、隣の音もかなりの部分軽減されています。
これまた建築プロセスで紹介していますので、探してみてください(笑)

③外観のデザインがイマイチ・・・ですが、
これはまだ建築途中の写真ですが、ガルバリューム鋼板を階段室にあしらったシンプルモダンデザインにしてクオリティーを高めています。


④耐震性が心配・・・ですが、こちらをご覧ください。
2Fの床組、梁がフラットに組まれています。
 



これに対して24mm構造用合板が、隙間なく敷き詰められます。


一般的な筋交いという耐力壁だけでなく、剛床といって水平方向へのねじれも防ぎます。これにより格段に耐震性が向上しています。

⑤防火性能が低い・・・ですが、
省令準耐火構造という仕様になっていて、鉄骨造などと同等の性能を持ちます。火災保険も従来の木造の半分の保険金額になっています。

省令準耐火構造を簡単にご説明しますと、隙間をなくし延焼を抑えるということで炎や煙が通過しないよう工夫されています。この構造は遮音性の向上にも寄与しています。

⑥設備が古い・・・ですが、これは見学会でご確認くださいませ。

⑦ローカやバルコニーが雨ざらし・・・ですが、
基本的にすべて屋根と上階があり、階段室も含めほとんど雨には濡れません。上図参照してください。。。

⑧1Fのプライバシー性・・・ですが、
上図参考にしていただけると一目瞭然なのですが、1Fと言ってもほとんど中2Fの高さがあるため、バルコニーの手すりは道路からはるか上になっていてプライバシー万全。
不人気がちな1Fの入居率を高めます。

木造アパート ??? のようなチープなイメージは完全に払拭しています。。。運用のあとの解体工事費用はダントツ木造が安いことも考慮してくださいね。
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