市場の縮小をどう考える。

日本の人口は減少に向かいます。しか~し、ここで忘れてならないことがあります。東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、福岡とは別に考えましょう。

私たちの経済を引っ張っている都市とそれ以外の格差はみるみる広がっていきますよね。地方に住む私たちにとってメディアが報じる経済指標は当てにならないわけです。

そこでなるほどの記事を見つけました。日本酒業界はすでに淘汰が進み出荷量はピークのほぼ30%にまで減少。造り酒屋の数は約20%に減少したと書いてありました。

酒を飲む平均年齢が27歳らしく、団塊世代が年を取るとともに出荷量が減ったそうな。また質を落として価格を下げ出荷量にはしったことが「日本酒ばなれ」を起こしたそうです。

現在の日本酒業界は大手メーカーの安価な日本酒と中小の高価な日本酒という住み分けができているそうです。中小の生き残り戦略は1位になれないものを捨て、商品と客層を絞り込むことで新たな市場を作ったそうです。

これは住宅業界も同じことが言えないでしょうか。現在、安価に建てられている住宅の多いこと。。。今から5年後~15年後の10年間で淘汰が進むと思われます。

今、住宅業界では大手ハウスメーカーは富裕層を狙った高額商品に向かい、中堅ビルダーは子育て層のローコスト系商品で伸ばしています。

さて中小工務店の生き残り戦略はどうするべきか ? 日本酒業界を参考にするならば、手作りで質の高い住宅を供給するということになりませんか。

賃貸ではどうでしょう。ローコストにして高利回りをだし、素早く償却する・・・あるいは質を追求して長く高い入居率を目指すのか。

いずれにしてもターゲット層に対して1位になれないものは淘汰が進むでしょう。単身者向けの中で、ファミリー層向けの中で、戸建賃貸の中で、地域・エリアの中で・・・1位になれないと~

つまり、他と同じでは難しい~
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