進入路と戦略。

ある大家さんから、「進入路がネックで入居見学者がことわってきたことがある」というお話しを伺いました。

その進入路には、古い石垣(石の隙間から蛇が出そうな感じかな)の上に朽ちた木造家屋の空き家が2軒ならんでいます。

道路自体のアスファルトも少し古く、両サイドに側溝のある道路とは見栄えが違います。
幹線道路からちょっと距離もある。

これが車だとあまり気にならない方もおいでるでしょうが、自転車や徒歩を考えると敬遠しがちでしょうか。

しかし、これは土地取得時には安く手に入る。
土地は、売主の希望価格がついて、そのうち相場になり、さらに売れないとだんだん下がっていきます。

この時、周りの環境が加味され価格が下がっていき、どこかで安いと感じるようになる。

少しばかり、進入路が気になっても土地取得金額が安ければ、家賃も安く提供できる。
それらを気にならないようなターゲットにすれば、戦略とならないでしょうか。

私のスキップハウスシールの環境は、道路幅がせまい。
しかも、進入路の長い間ずっとせまい。
なので、相場より土地は安く手に入れました。

その分、私は家賃を安く設定して人気となっています。
ターゲットが学生となると自転車か徒歩です。
街灯さえあれば、道路の巾は問題ありません。

学生なので、引っ越しの際の荷物もしれているのでトラックも小さいでしょ。その時だけの不便で生活し始めると大丈夫です。

ここにファミリー層の賃貸にしてしまうと大きな影響を及ぼすんでしょうね。
進入路を戦略的に使えれば、これまた大家さんの強みになると思います。
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