本日地元紙に掲載されています、「地盤調査偽装事件」ですが、まずもって弊社はこの企業と取引がありませんので、OB様ご安心くださいませ。
さて、この地盤調査についてですが・・・
請負契約を締結し新築する際には、法規上「瑕疵保証」の保険に全て加入しなければなりません。この瑕疵保証に加入するには、地盤調査結果が良好でないと加入できません。地盤調査結果が良好でなかった場合は、地盤改良工事を施工し再調査して調査結果が良好となれば瑕疵保証対象となるんです。
地盤調査会社には、2通りあります。地盤改良工事会社が地盤調査をするケースと地盤調査だけの専門会社があります。
地盤調査だけの会社は、改良が必要な場合提携先の会社や建設側の取引先等合い見積もりして、地盤改良工事会社を決定し、施工後再調査となります。
今までの経験から、地盤調査の結果・地盤改良が出る確率が高いのが、この地盤改良会社が地盤調査するケースです。なので、弊社は地盤改良が出にくい地盤調査専門会社に依頼しています。依頼先によって地盤改良工事の確率が変わるということも建築主からすると不思議なことですよね。
いずれにしても提携先の保険会社の「地盤保証」が発行されますので、ご安心ください。
では、なぜ地盤改良工事が多く出る会社を選ぶ建設会社があるのか ? です。建設会社が請負場合に粗利を試算いたします。その際、営業や工務・設計などにある一定以上の粗利を上司・会社から求められるんですね。もう既に契約が締結している場合にこの粗利を上げるには、下請けに値引きを頼むか・追加工事しかありません。なので地盤改良工事を追加工事と認識し、できるだけ出てほしいと望む一定の担当者がいるのも事実だと思います。
しかし、改良工事をすれば以前より建物の条件は良くなるわけですから、事実必要なかったとしても建物自体問題にはならないんです。ただその費用を施主が支払うので、そこなんですよねー