以下のような、最低賃金のニュース・・・が出ています~
労働者に支払われる最低限の時給は現在、全国平均で874円です。午前に終わった厚生労働省の審議会は今年度の最低賃金の引き上げ幅の目安を3%の27円とするとまとめました。現在の方式になってから最大の引き上げ幅で、その結果、全国平均が初めて900円を超えて901円となりました。今後、この目安をもとに都道府県ごとに最低賃金が決められ、東京と神奈川では初めて1000円を超える見通しです。最低賃金を巡っては、政府が早期に全国平均で1000円を目指す方針を打ち出しています。
最大の引き上げ幅といいつつ、27円ですよ。
昨日、テレビで静岡県にお住まいの方が、最低賃金が神奈川県の方が高いことを理由に、車で2時間かけて通ってパートしているとのことでした。
都道府県で最低ラインが違うのも気の毒です。
たとえば、27円上がっても、一日8時間×27円=216円のアップでしかない。
週休2日で1か月、23日×216円=4968円が1か月のアップ分です。
たとえば、時給が平均の901円×8時間×23日=165,784円が1か月のトータル収入と仮定します。
ここから、12万円消費したとすると、消費増税2%分が、2400円あるから・・・
4968円-2400円=実質1か月2568円のアップでしかない。
これを時給で割ると、÷184時間=時給実質14円のアップですね。
14円?
1日あたりは、14円×8時間=112円、
缶コーヒー買ったら終わり。
今の状況は、デフレが進んだことをきっかけに、弱い立場の方たちに、しわ寄せがきているのは事実。
時給がこれ以上上がるとやっていけないと言っているダメ経営者は、もともと成り立っていない経営を続けていただけのことだと考えます。
そもそも、経営者とはそういった社会変化に立ち向かって対応できる方を指すのだと思います。
このままでは、貧困世帯が増え続けてしまいます。
最低時給を、今後もバーンと・・・
ドンドン上げていきましょう。