本日の地元紙、県内企業の後継者不在記事が出ています。
県内企業の後継者のいない割合46%、売り上げ1億円以下だと60%にもなる。
地方に見られる典型的な同族経営が多いのも理由の一つでしょうか。
今後、親族以外で後継者を見つけるか、M&Aか、廃業か。
廃業といいますが、廃業できるということは有利子負債を返済できるということですので、まだ良い方。
破綻整理しなければならないところも出てくるはずで、これらが県内景気に大きく影響しはじめるのは明らかです。
難しいケースは、長期返済予定の有利子負債もち。
これがあると親族以外の後継者選びは難しく、譲渡先もみつかりにくいので、メーンバンク頼みでしょうね。
銀行は早くから、この後継者問題には注目しており、長期負債の際には必須アイテムです。
私たちの取引先でも、現実的に中堅会社等の資本が入って実質経営者が変わっているところもポツポツ出始めています。
私は、若いころに県外に良く講演を聞きに出かけておりました。
その中にこんな話をする方がいたのを思い出しました。
経営者の仕事とは・・・黒字にするのが50%・承継させるのが50%だと。