消費するであろうエネルギーが算出されました。あとは生み出すエネルギーを算出して差し引きゼロ以上になればゼロエネルギー住宅ですね。
ここから読んだ方は何日か遡ってください(笑)
生み出すエネルギーは一般的には、太陽光発電パネルとかエネファームとかになります。
つまり、消費エネルギーに対して何キロワットの太陽光発電パネルを載せるといくらのエネルギーを算出します、というのが規定としてある訳で・・・これまた国交省の偉い方々がはじきやすいよう算定してくれています。
我々は規定通りの高断熱気密構造にすれば建物の大きさ等で太陽光発電何キロワットでゼロ以上になると簡単にはじけるようしてくれているというわけです。
それらをゼロエネルギー住宅と呼んでいるのであって現実に一つ一つの案件が完全に素のゼロエネになっているという理屈ではないのです。
前にも言ったようにいっぱい電気使う人と我慢強くほとんど使わない人が同じわけですし、電気量に置き換える際の計算方法もありますから。
例えば電力会社が発電するとき、火力もあれば原子力もある。そうすると火力は原子力に比べて多くco2を排出します。
これらを加味すると複雑すぎるので、エネルギー量は一旦一次エネルギーに置き換え算出しています。
一次エネルギーとはそのエネルギーを生み出すのに必要な石炭などの有形物に置き換えます。
石油や石炭を燃やしてエネルギーを生み出すと相当のロスが発生するし、送電している間もかなりの量は放電してしまうからです。
この話はお会いしてでないと私の国語力では難しいです(笑)
では、なんのためのゼロエネなんでしょう。
これまた、お話ししますね。