スキップフロアとターゲティング。

私には3人の娘がいます。全員県外の大学へ進学しました。
しかも全員私立。しかも次女の時は、長女と末っ娘と2人重なっているわけですから・・・ふぅ~っ、大変でした。やれやれですよ~(笑)

この経験上、妻から聞いた引っ越しの際に不便だったところは今回すべて解消したつもりです。そのうえで、おもしろいものを付加価値として練り込んだのがスキップフロアです。

今回のSKIP&PIT の入居者は常三島キャンパスの徳島大学生です。賃貸事業は、場所柄が変わればターゲットも変わります。そうすると部屋の広さや設備だけでなく、しかけの部分もアレンジすることが大切です。

設備自体であればキッチン・お風呂・洗面化粧台を一般向け等に変えれば済むのですが・・・重要なのは、変わった際のしつらえ方です。

キッチンだけ変えるのではなく、1500の1口が1800の3口になったとすると、それに見合う冷蔵庫の大きさや水屋スペースが重要となります。水屋スペースには、炊飯器・ポット・電子レンジ・オーブントースター・ホットプレート・卓上IHなど使いやすいようレイアウトできていなければなりません。当然コンセントの位置や高さもアレンジしてかゆいところに手が届くように設計します。

毎日自炊するとなると道具も変わりますからね。その道具はどこにかけるのか???までも考慮していくべきです。IKEA神戸で買ってくればカッコイイものでも凄く安い。。。こういうこまめな行動がスキップフロアの魅力を確かなものにすると考えます。

しかし、ネットで賃貸間取りなどを検索すると、キッチンは1800とか2550だとか言ってる割には設え方のバランスが良くないように見えます。
お風呂も同じことです。1014⇒1216⇒1616⇒となるにつれ脱衣室の設え方が重要です。広くするだけでなく、室内干しの考え方や棚の位置や深さなど想定したターゲットの暮らしに合わせてバランスを取ります。

現在は募集するとき、お風呂住宅用1616とかキッチンはうれしい2550とかの表記で終わってしまっていますが、本来はターゲットの人の入居が決まった後、本当に暮らしやすいように設え方を考えて投資していくべきです。で、それもアピールしましょうよ。

スキップフロアで注目、ワクワク感満載で暮らしはじめて見ると、これまた暮らしやすい・・・と入居者に言っていただけるように。

付加価値だけでなく、ターゲットごとの暮らしやすさのしかけをコツコツ散りばめながら提案することをデザインと捉えています。
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