2-8の法則。

デザイン理論の中にも、2-8(にはち)の法則があります。20%と80%の不思議な比率が引き起こす効果であります。

全商品の種類の中の20%が80%の売り上げをしめるとか、納税者の上位20%が税金の全体の80%を負担しているとか・・・

20%の改良なのに80%を改良したのと同じ効果が出たりする。

ぜひ使いたいのは高価な素材を目立つ場所に20%使う、さらにコントラストをつけて注目されるよう仕組む。そのことで全体的なイメージが高品質になる最少コストで最大のデザイン効果をもたらす。。。

これこそ、ぜひ賃貸に採用したいものです。
SKIP HOUSE は一番目立つ場所にガルバリューム鋼板貼りを採用し、コントラストも強めに目立たせています。

効果はどうでしょう。

福井コンピューターの建築CAD。

もう20年も前に福井コンピューターのCADを購入しました。なんとOSがwindowsではなくdosでした。最初は覚えるのに時間がかかりましたが、ある一定程度手慣れてくると勝手にマウスが音をたててカチャカチャと進んでいきます。

プランを直接入力は絶対いたしません。方眼紙に書いて書いてしてからの入力です。さしとえんぴつで手を動かさないとアイデアが出ないものです・・・

その後、windows対応となり次々とバージョンアップされ進化していきました。もちろんこのCADは一回こっきりのインストールです。なので買い足して忙しいときは3台で作成していました。

今は違うCADメーカーを使っていたのですが、この度えっとぶりに福井さんの最新型を購入しました。少し高いけど(笑)

何年かぶりにカチャカチャ、そのうち思い出すものです。慣れてきました。一回使い込んでいると思いだすものですね。

20年前とは比べ物にならない品質の向上です。
いわゆるPDCAってやつですか(笑)
プラン⇒ドゥ⇒チェック⇒アクション
計画して行動します、チェックしたなら修正掛けて再度計画。

がけ地条例。

ある場所でプランニングのお話しになったのですが、裏が山でした。結果的には、何の問題もありませんでしたが、がけ地であれば様々な制約が出ます。

ではがけ地とはなにか???
角度が30°以上で3m以上の山をがけとか・・・

以前住宅を建てる時、このがけ地に当てはまってしまったことがあります。がけ地を測量して協議します。その時は斜面から相当な距離をあけて、もしもの土砂崩れが引っ掛かるような擁壁+フェンスを設置したと記憶しています。

このがけ地だけでなく、山際は土砂災害特別警戒区域とか風致地区など制約が出る条例が結構あります。じっくり調べて完全クリアで進めたいですよね。

必須アイテムのユーチューブ。

ホームページの中のスライドショーもユーチューブにアップしています。私は今や音楽や講演などでかなりの頻度で利用しています。

先日、昔住んでいたある場所を車で走っているとき、なつかしいメロディーを思い出しました。何台も前の車のカセットで聞いた歌。曲名も歌い出しの歌詞も思い出せない。歌手は山本潤子さん個人なのか、ハイファイセットなのか、記憶にない。

かちかち、しているとあっこれだっと出てきました。
ハイファイセットの「明日への贈り物」でした・・・
なつかしい~このメロディーを聞くとその当時の悩みや目標などがよみがえってきます。

まだ、娘もちっちゃかったな~
素晴らしい歌詞と旋律だと思います。。。

残念なシーリングレス。

やはり、コーキング目地のない窯業系サイディングは、べらぼうに高い・・・5年ほど前から開発されてきたらしいのですが、ほとんど実績がないそうです。

1.5倍はするらしく、それだけ出すなら簡易型の本物のタイル貼りに近づいてきます。ならタイルがいいですよね・・・

高いだけでなく、コーキングしろがないために台風などで建物が歪んだとき隙間があくケースが過去にあり、クレーム処理に苦慮したと外壁屋さんのコメント。

その隙間を納得づくでなければお勧めしません、とのことでした。
どおりで知らなかったわけだ~

しかし、出始めの太陽光発電パネルが高かったように、メーカーの施工後品質の改善と価格の低下を期待したいところではあります。

新しい窯業系サイディング。

大家さんからシーリングレスの外壁があると教えられました。ネットで見るとホントありました。

おそらく相当な価格差と思いますが、ただいま調べ中です。

たしかに窯業系サイディングは柄によっては目地のコーキングが目立つ場合がありますよね~
さらにサッシ廻りまできれいに収まるとか。。。

でもこれが安いなら、皆使いますよね。価格差・・・よくよく調べてみます。また、ご報告しますね。

熟成されるプラン。

もうこれで十分っと思っていたら、次々と繰り出される大家さんたちのご意見。。。
感服いたします。

私の机上での思考から、違う視点により熟成されていくようです。

私は建築業界が長く戸建賃貸に大きくかかわっていた仲間もいます。先日その営業マンと話していた時のことです。

「この戸建賃貸にはクローゼットに扉がないけど、こんなん大家さんから扉つけてくれっとか注文なかったの???」との質問に

「賃貸だから大家さんはあまり詳細を気にしません」との答え・・・

この考えは間違っています。こういう考えにはそういう考えの大家さんしか商談が進まないというのが本当です。コストを抑えるため企業として一切の変更を認めないというのもある方向からは正しいが建築としてはおもしろくない。

できたら同じ建物なんか建てたくないのが、建築だと思います。

前回ご案内しました、対面プランですが・・・熟成しています。
大家さんのご意見でドンドン良くなっていきます。ただ価格も良くなっていきますが(笑)
スキップルームへのこのハンパない階段、スキップフロアの醍醐味満載で私も今からワクワク・ドキドキです。

私には小さく安く作ろうとするクセがあると、ある大家さんにご指摘いただいたことがありました。それはプロとして小さく安くすることが非常に難しいと思うからです。

根本的に大きく高く作ることは、私以外でも出来るんじゃないかという思いがあるんですね。

でも、凄く勉強になっています。私とお話ししてくださる大家さんたちは皆熱い方たちばかりで、ご自分たちが住まうつもりで詳細まで気にされています。

融合されて熟成されていきます。
ドンドンアレンジしていきましょう、勉強になっています。
っというか楽しいです(笑)

賃貸住宅市場の活況。

賃貸市場が活況を呈している。っと住宅産業新聞に掲載されていました。ただ地域によっては相続税対策の需要が一巡したのではないか、との見方も出ているそうです。

大手ハウスメーカーでは、防災や女性というテーマに加え都市部での店舗や小規模保育所などを併設した賃貸住宅提案を行っていくという。

また別のメーカーでは、収益的に賃貸住宅を建てることが難しい地方が出ているとして、都市部の自宅の建て替え時に賃貸住宅を建てる引き合いが増えているのでそのニーズに対応していくという。

都市と地方の差が顕著に表れているということでしょうか。

徳島は地方になりますが、徳島というひとくくりでは表せない。また、人口が増えている板野郡においても、ひとくくりでは考えられない。こまかな需要見込み判断が必要なんでしょうね。

ある大家さんに言われたことがあります。「よこかわさん、今賃貸物件がいっぱいある需要が高いところに割って入るんですよ。それらよりいいものを持ってね。それにこのスキップフロアは丁度いいんです。」っと。。。

都市部でなくとも地方にも需要がたくさんある場所がある、そこに価値ある魅力を出して入居者がぞろぞろこちらに来るのを仕組むということでしょうか。

いずれにしても勝負です、しかも長期に渡っての・・・

つくりにくいのが、デザイン。

デザインについては、いろいろ教わりました。その中で少しご紹介していきましたが、どれもこれも普通よりデザインするという行為は「つくりにくい」ということであります。

現場では骨組みに対して簡単に早く終わる方法を職人たちは無意識に選択します。これは早く終わればそれだけ日当がたかくなるという単純なもので、悪意もなくそれはそれでうなづけます。

しかし、それでは顧客の胸はうたない・・・

私が教わったのは・・・
まず目利きになって良い材料が選べる⇒レシピをマスターして美味しい料理が作れる⇒そこから~お店が繁盛するための一工夫???

消費者の心理とデザイン論を融合することが大切だと学びました。

ここで本田宗一郎さんのデザイン論をもう一つ、ご紹介します。

少々つくりにくくても、みんなデザイン的にこの方がいいんだというならば、つくりにくいことは忍ばなければならない。

つくりやすいがためにデザインを犠牲にしたり、売るのを犠牲にすることはできない。
少々つくりにくくても、デザインが良くて売れる商品が一番いい。そうすれば安くなる。

最後にそうすれば安くなるという本田宗一郎さんが大衆に目が向いている感覚が好きですね。
本田さんはこの大衆のことをこう表現しています。

大衆はいいか悪いかを判定するけれども、どこが悪いと言ってくれないところに実にデザインのこわいところがある。

以前お話しした、芸子さんのお話しに繋がりますでしょ。。。
深イイ~

SKIP HOUSE 対面キッチンVer.誕生。

キッチンを洋室側にというご要望から、さらに対面にできないかというご要望へ。できないことなんか、ありません。
書いて書いてして・・・すっぱり収まりました。

対面にするとどうしてもキッチンの横を通るようになりますが、
SKIP HOUSE の場合、階段スペースがあるのでSKIP ROOMが取りずらくなります。しか~し、これだけあれば十分でしょう。
 
玄関には、玄関収納とは別にウォークインクローゼットが備えられました。しっかりと洗面脱衣室も独立してお風呂も1216タイプとなりました。(汗)
 
対面キッチンでカウンターも備える予定です(汗)
スキップフロアでスキップルームへ横長タイプで全開放型、一枚天井でひろび~ろ感じます(汗)
 
家賃が気になります・・・とにかくこんなん近所にできたら脅威ですよね。この計画・・・私が大家のSKIP&PITの近所なんです(笑)

感性という価値。

昨日、人と違うことをするというか、生み出すことがこれだけ楽しいというお話しをしました。っで思い出しました。私とお話ししていただける大家さんたちは皆さん素晴らしい感性を持たれていると思います。

誰かが作ったシミュレーションに乗っかる方たちではありません。ご自分で行動と決断をされている素晴らしい方々です。

この決断をするときに大切なのが、感性だと思うのです。人それぞれに違うこの感性。大切にしていないとなくなってしまうものだと考えます。

学校では黒板に問題が書かれ、いずれ解答も書かれます。これになれていると問題が起きると解答を探してしまいますが、社会に出ると解答はない場合がほとんどではないでしょうか。

つまり感性で決断していく。探究したりするのも感性によって方向や取り組み方が違ってくるので当然結果も違うと思います。

上手くいく方法は一つではないので、人それぞれの感性を強く出しながら進めば、結果一貫性も出てくるのではないでしょうか。

そのことが個性となり魅力的になり、人気になるのでしょうか。

私は幽霊を信じていません。でも暗い夜道がいやとか、このトンネル気持ち悪いとかは感じます。これも感性でしょ(笑)

感性を大切に行動しそれが評価されたなら、感性の価値が高いということでしょうか。

大収納のある戸建賃貸計画。

1Fと2Fの間に1m40cm天井高の大収納空間を備えた戸建賃貸計画が進行中であります。400坪以上の敷地に7戸計画しています。
ここまで来ると、なんとかタウンになりますよね。

大家さんとお話しするたびに良くなっていて、私も凄く勉強になります。大収納のある戸建て賃貸を発想・提案したのは私ですが、「それっいいっ」っと言ってくれたのはこの大家さんです。
当たり前かもしれませんが・・・

「ほかにはないので、やりませんか?」の問いかけに、大家さん、笑いながら「うん、いいね。おもしろいっ」みたいな・・・
 問題は価格だなっ・・・はいっ・・・なんて会話でしたね。


なんて言うんでしょうか ? シンプルにうれしい~凄くうれしい~

私もあれやこれやと考えて書いて書いてするのですが、やはり人と話さないと整理されないというか、人と話したり大家さんからの要望などを聞いていると段々整理されて見えてくるんですね~不思議です。

やはり共同作業なんですね、大家さんとの・・・注文住宅の時も施主が納得してもらえないと自分のアイデアは採用になりませんでしたので、同じことなんですね。

人と違うってことは、楽しいしおもしろいし、ワクワクします。スキップフロア、ピットルーム、ガレージ付、大収納がある、どれも世の中になかったものではないのですが、賃貸では大変珍しい。
そして何と言っても入居者が喜んでくれますよね。


私の好きなカツカレー発想・・・カレーもカツもあったけどカツカレーはなかった。
或いは、石焼ビビンバ・・・ビビンバをどんぶりで出すと最後の方が冷めて美味しくないので石焼鍋に入れて出したら大うけしたという。。。


ブログを見る時。

私のブログを定期的にご覧になっている方のほとんどは平日にご覧になっています。土日はアクセス数がグッと下がります。その分週明けますと増えていますが・・・

つまり、仕事の合間にみているということでしょうか。
いつでもいいので読んでやってください。

始めた当初はアクセスがさっぱりないので、壁にボールを投げて取るキャッチボールのようでした(笑)

戸建て賃貸のトイレ。

30年前普通に居宅として建てられている住宅の2Fにトイレは、あまりありませんでした。だんだん2Fにもトイレが設置されるようになり、今ではほとんどの居宅は2Fにトイレがあります。

しかし、ローコストやFC系の基本プランはいまだ2Fにトイレは設置されておらず、戸建賃貸では皆無ではないでしょうか。

この問題はまず2つあります。一つは4人家族として平日の朝出かける時、家族同士でトイレのバッティングが起こる・・・もう一つは2Fに居る時、特に夜中などトイレに行くとき、1Fまで降りて行かねばならぬっと。

戸建て賃貸はコストの面から設置されていません。2Fにトイレがあるからと言って家賃に反映できないのが原因でしょうか。

20年後の競合を考慮すると戸建賃貸も2Fにトイレがある方が有利だと思いますが、1Fのどこにあるか ? も重要ではないでしょうか。つまり、階段下りたすぐのところにあるのなら・・・なくてもあまり不便は感じないかもしれませんね。

現在進行中の1Fと2Fの間に挟まれた1400mmの大収納空間プランでは、2F大収納階から洋室へは9段の階段を上がります。なので2.5Fとよんでいますが。。。その高さから、2Fへそして1Fへ、階段降りたすぐトイレがあればまだいいですが、少し歩くようならやはり2Fにトイレを設けたほうが親切ですね~

結論、2.5F建て(1Fと2Fの間に1400mmの大収納空間がある)の大収納プラン戸建賃貸では、階段上り口にトイレがない場合は、2Fにトイレを設置したほうが望ましい~っと。

デザインの具体例。

文字ばっかりで解りずらいとのお声が聞こえてまいりましたので今までお話しした内容を具体例としてご説明します。

まずは、こちら8年前にオープンさせたモデルハウスの外観であります・・・
右上からいきましょか~
下の掃き出し窓は間口2間のど真ん中で白い部分でのシンメトリーです。2Fもセンタリングすることが多いですが、これはセンターにサッシの左端を合わせています。

敢えてずらしたのは屋根が右下がりなのでバランスを取ろうとしたのです。サッシは同じものが3つ反復され、それが一つのグループとなってどこにもないサッシとして表現されます。

前回ご案内したデザインハングが施されています。白い外壁にシルバーの水切りが、濃い壁色のサッシ上端を通り、水平ラインを出して玄関上のオーバーハングした水切りへと繋がります。

良く見てほしいのは、掃き出し窓の上に余りがないところです。玄関ドアの上にも余りがありません。一手間かかるのでほとんどのメーカーは下地にそのまま仕上げてしまいここに小さな壁ができてしまっています。

濃い壁色と淡い壁色の対比が特徴的ですが、きついイメージを払拭するため、植栽によりゆらぎ効果を出しています。

ゆらぎ効果を得るためには、木の高さに注意しなければなりません。やみくもに植えても効果がないのです。右の木はデザインハングの下端のラインを隠すような高さになっています。

センターの木はバルコニーの手すりラインを隠し、左の木は建物の左端を隠しながら、玄関の上のラインにもかかっています。
できたら高さもそろわない方が効果的です。

大手ハウスメーカー数社のモデルハウスは、これらの理論通り建てられています。さらにオリジナルパーツのため、余りがホントにありません。

今度、総合展示場へ行く機会があったら、地元系と大手のデザイン手法の違いに触れてみてはいかがでしょう。

浮遊感と安定感をデザインする。

オーバーハングやデザインハングのことについて触れましたが、この手法を用いながら高さの調整や色の選択の仕方で浮遊感と安定感を演出できます。

背の低いがっしりした方と背の高い細い方が並ぶとどうでしょうか。背が低くがっしりした方のほうが一見安定感があります(笑)

これは重心の位置によるものです。重心の位置が高いところにあると引き上げられていくような浮遊感をイメージし、下にあると安定感がある印象を受けるわけです。

つまり、オーバーハングさせて2Fを大きく見せるということは、浮遊感が生まれるのです。こちらは以前私がオープンさせたモデルハウスの外観写真です。
2Fをオーバーハングさせて1Fの掃き出し窓すぐ上まで壁をふかして降ろしてきています。これによってなんとも不思議な印象深い浮遊感を演出しているのです。

さらにデザイン原則の一つ色による対比を使っています。下を濃く上を淡く仕上げています。この色遣いにより安定感を出します。

重心が高くあるけど、色の効果で安定感を手に入れています。

この頃は窯業系サイディングに沢山の種類があり、また表現力も向上しているため、ほとんどの建物はサイディングで施工されています。

しか~し、タイルやガルバなどいわゆる素材感のある本物も使いたい。だけど価格も抑えたい。そんな時下半分だけ素材感が高いものを使うとさらに好印象の安定感が出てきます。

おもしろいでしょ。。。

SKIP HOUSE キッチンのゾーニング。

大家さんからのご要望でキッチンを洋室にゾーニングするプラン作成進行中であります。専有面積が広がってもいいのであれば問題ありません。

お隣の部屋と入れ違いにして界壁を卍にして・・・いいのができました。来春、見学会にてお披露目することになるといいですね。

長屋タイプもあるし、バリエーションがたくさんできそうな感じで嬉しいです。基本私は同じものを作りたくないので、こうしたい、ああしたい、っと言っていただければプランは書いて、書いて、しますので・・・

好きなんですね、新しく生み出されていくプロセスが・・・
あっ~すげぇーできたって瞬間がなんともおもしろい。。。
また、大家さんのご協力なくしては成り立ちませんしね。

しかし、このプラン。私のSKIP&PITの競合相手となります。完全に負けそう(笑)

デザインのレシピ。

お料理が美味しいお店は、必ず下ごしらえに時間を割いています。建物のデザインとて同じです。さっさと立ち上げて、はい出来上がりでは味わい深さが今一です。

下ごしらえの平面計画の時にじっくり時間をかけます。立面を立ち上げたあと味見して、また平面計画をいじります。いじっては立ち上げ、いじっては立ち上げを繰り返すうち、触るとこがなくなったら調理完了となります。

ほんとはここから外構も少し計画すると綺麗になります。建物はどうしても四角ばっていますよね。これをやさしく感じよくしてくれるのが植栽です。

ゆらぎ効果抜群で建物の角々が隠れるように植栽すると間延び感がなくなり柔らかな趣のイメージになります。

当たり前のことですが、木が風に揺れている姿は一瞬たりとも同じ時がありません。風に揺れる葉はなんとなくは似ていますが、実際には同じ揺れ方はしませんよね。

建物が動かないため、このF分の一のゆらぎ効果は人に良い快感を与えてくれます。川の流れやそよぐ木々で癒されるのはそのせいだと言われています。。。

f分の一の揺らぎ・・・調べてみてはどうでしょう。

デザインハング。

良く分譲住宅のチラシ等で北側に小窓が散らかっているのを見たことあると思います。何も考えず間取りを創ると窓が散らかります。

窓も揃えたり、同じ形のものをグループ分けすることでまとまっていきます。しかし、総2階建てに近い場合はどうしても単調な趣になってしまいがちです。

そこでデザインハングします。意匠目的で建物の2Fをハングさせてシャープさや安定感を醸し出していきます。1Fより2Fが跳ね出していない時、柱1本を2Fの柱に添えて緊結します。

つまり、約10cm跳ね出します。それに外壁等が吹いてくるので下端に印象の強い水切りなどを採用しますと効果は絶大です。
この手法はほとんどの住宅メーカーが採用していませんね。

デザインは設計士が施すものという概念があるのでしょうか、現場で施工する人たちの工夫によって格段に良くなるのですが・・・

この住宅会社は、デザインにこだわっているのか、ほったらかしなのかを判断する簡単な方法があります。

換気などで外部に穴が開いていますが、ベンドキャップというアルミ製のま~るいフタがあります。大きさ、高さに気遣いなく散らかっている住宅会社はデザインほったらかしだと言えます。

意図的に配置されているメーカーさんは、建物自体のデザインもいいはずです・・・今度良く見てみてください。あと一番目立つ場所にエアコンの外部配管があるメーカーさんも要注意ですね。

オーバーハング。

オーバーハングというのは聞いたことがあるのではないでしょうか・・・1F建物より2F部分が跳ね出していることをいいます。

良く玄関ポーチの上などに屋根ではなく、2Fを跳ね出しているのを見かけませんか。あの部分がオーバーハングです。

なんとなく弱そうに見えますが、そんなことはありません設計次第で十分な耐震力を保つことができます。

オーバーハングを多用していた時期があります。それは夏の日差しを遮る効果があるからです。1F掃き出し窓が壁にそのままついていたら、夏の日差しは床に差し込んできます。

2Fがオーバーハングしてその掃き出し窓にぴったり軒天井があれば遮ることができます。ただし跳ね出した距離が重要になりますが・・・

これらは間取りの時点で計画的に進めますが、デザインハングは2Fを意匠目的で少しだけ跳ね出すテクニックです。揃えるという基本法則の一つ・・・

では、明日・・・

デザインコード。

デザインコードというものがあります。元大手ハウスメーカーのデザイナーが考案、様々な理論を簡単にまとめたものです。簡単といってもぶ厚いテキストががっつり2冊あります。

その中の最も基本の法則が次の4つ。
揃える、反復させる、グループ化する、対比させる・・・

この法則をセンス良く使えば同じ間取りであっても格段にデザインは良くなります。

しかし訓練しなくては使いこなせません。
外観デザインについて・・・私はこの手法を得とくするため、チラシ等の他社の広告を見て間取りを推察し、窓の種類や配置変更、屋根の形などを変えて外観をデザインしなおしていました。

立面図を起こしてそこに理想のカタチを平面と照らし合わせながら書き込みます。ぎこちなかったものが、段々すらすらと書けるようになります。

お客さんの沢山の要望を叶えるよう間取りを創ると外観デザインがもう一つになりがちです。自分の書いた立面を立ち上げ、理想のカタチを平面と照らし合わせながら修正していきます。

時には柱を追加したり、壁をふかしたり、デザインハングさせたりします。もちろんこの法則は外観デザインに限ったことではありませんが、最初はとっつきやすいので・・・

デザインハングという言葉が出てきましたが、オーバーハングとどう違うのか、また明日ご案内しますね。

デザインについての投稿が一番。

どの投稿がどれだけのアクセスかが解るようになっていまして、デザインについてというのが最近ではトップになっていますので、その続きをやりたいと思います。

デザインとは暮らしやすくするプロの技だといいました。具体的に言えば主婦と家事の関係を良くしてその分短縮された時間を子育てに生かしたり、家族の生活動線をスムーズにして家族の関係自体を良くしたり、ということですね。

モデルハウスを今までにトータルで18棟オープンしてきましたが、大切にしている事柄の一つに視線の抜けがあります。これもデザインの一つだと考えます。

人と暮らし、人と住まいのより良い関係を築くことがデザインなので、建物の大きさから受けるイメージよりもずっと広く感じるというのは大切ではないでしょうか。

それは視線が住まいの壁ではなく、庭先の木から表へ、そして遠くの山までも抜けたりすることで内にいるのに外を感じられる、雨や雪なども情緒豊かに語りかけてくるような関係を築きたいということなんですね~

造形的には、点・線・面の要素によって成り立っているわけですが、ある一定の法則みたいなものがあって・・・それらを知っていると我々でも一味違うように変化させることができる・・・つまりデザインするっということなんです。

これから少しずつ、ご紹介していきますね。

オリンピックの謎。

石田さんが都知事候補に取りざたされて話題を振りまいておりますが、もう一つリオ・オリンピックに辞退者が続出しているというのにも注目しています。

治安の悪さやジカ熱、汚染された川に海、だいたいオリンピックの候補に挙がったときから、半分以上の懸念材料は既に存在していたはずです。

都議会の決定が不透明だと、小池氏が言っていましたが。。。オリンピックの候補と決定はもっと不透明だと思います。ワールドカップもしかり・・・シナリオを描いて振り回すグループがいて、利権に群がる人たちで決める。

なので本来のスポーツの祭典などはそっちのけ、ではないでしょうか。もっと選手たちに配慮するべきだと思いませんか。。。

都知事選挙で思うこと。

小池氏がテレビで発言されていたので一言だけ・・・
言わせてチョーだい。

なんだかんだと、せこい話が次々出てきて辞職した前都知事。
辞めますっと言ってあっという間に登庁しなくなりました。

つまり、都知事がいなくとも都の行政は安泰だということでしょうか(笑)

自民党本部が参議院選挙でバタバタの中、独自で自民党都議会が動き出してこれからコップの中の争いという中で、「わたし出ます」っと手を挙げた小池氏。

自民党内からもっと批判が噴出して反自民で票を増やしたかったのではないでしょうか。自民党内がそれに気が付いたので〇ともペケとも言わず△だと言われたので、小池氏は挑発するような発言をしているのでしょうか。

しかし、小池氏の発言の中で凄く注目すべき言葉がありました。

それは都議会の決定はいつだれがどのように行っているのか、良く解らないというところであります。最終的には議場で採決しますが、水面下でだれがなんの目的でそれらを決定しているのかが不透明だというわけです。

この言葉には大賛成です。

前都知事と前々都知事の失脚はよく取りざたされていますが、そのまだ前の知事の石原氏時代に東京都は銀行業に参入したのを憶えていますかね~

新銀行東京、別名石原銀行と言われていました。すみません、自民党や石原氏の批判ではありません。私は何冊も石原氏の本を読みましたし、自民党を完全否定もいたしませんので。

ただこの銀行、都が1000億円も出資して3年で事実上破綻。どこへ、どのような審査基準で貸し出せばこのようになるのでしょう。
そのあと公的資金も注入しました。こういった決定自体、いつだれがどのようにして決定しているのだろうということですよね。

待機児童が一向に減らないのに・・・

っで、どこへ消えたのですか??? そのお金・・・

SKIP HOUSE いよいよ始動開始。

SKIP HOUSE は各エリアで動き出しています。今回ご紹介するこの土地はSKIP HOUSE 建築予定として大家さんが新たに購入された土地です。

敷地の手前の方はきれかったのですが、途中から残土が積み上げられ、草ボウボウの状況で奥へ立ち入ることもできませんでした。
まずは、草刈り・・・
そしてユンボ登場・・・
この重機のユンボ・・・建築士試験の時はバックホーと習いましたが、現場では全員ユンボと言っております。フランスの商品名だとか・・・
そして。。。
残土がなくなり、きれいになりました。
これから廻りの擁壁工事、さらに着工となりまする。。。

起業と生き方。

昨日の徳島新聞にチームラボの猪子さんのインタビューが掲載されていましたね。起業するかどうかの選択肢がなかったという生き方が書かれていました。

どうしても手に入れたいものがあるなら、沢山のことを捨てなきゃならないともありました。なるほどと感銘を受けました。

この辺りは、ホリエモンさんとよく似ておられますね。ホリエモンさんは就活が上手くいかない学生からの質問に対し、就職しなきゃならないと思っていることが間違っていると回答していました(笑)

一昔前になりますが、タイガーウッズが絶好調のころ優勝争いをして負けた相手に対して深く敬意を払っておられました。

インタビュアがそのことを尋ねると、タイガーは「私たちは人と違って小さいころからしたいことを制限し、いろんなことを犠牲にして練習に明け暮れています、この舞台にいる選手は皆同じ、そのことに敬意を払っている」っと・・・

猪子さんのおっしゃる捨てなければできないことがあるということはそういうことではないのでしょうか・・・

住宅を購入するタイミング。

先日、車の調子が悪くて整備に出していました。10日ほどかかりましたが、なんとか以前の感じに戻ったようです。

2009年式のBMW335i カブリオレです。シルキーシックスと呼ばれる直6気筒のフィーリングが大好きなのです。

私は車を買うときは、必ず試乗します。徳島にない時は、神戸・大阪まで行きます。乗ってよかった車は、ネットやカタログなので良く理由を調べます。

過去のモデルチェンジ内容も楽しく見せてもらいます。作り手がどんな思いでなにを狙って作ったのか、段々理解できます。

最終的に「どうしても欲しい」っとなったら買います。

共同住宅は利益を生む事業ですが、一般住宅は住まうことが目的です。高額ですし、自分たちの暮らしに合ってどうしても欲しいと思わなければ本来買えないものと思います。

なのに。。。決算セールというハウスメーカーのDMが届きました。お徳用のプランに金額が載せてあります。私の好きなハウスメーカーだったので、がっかりです。

ユーザー側は、自分のタイミングで買うべきで、企業の決算に合わせる必要はないと思います。戦術として理解しますが、消費者の立場にたてばそれはないと思います。

このハウスメーカーはモデルハウスのセンスもいいし、構造も斬新なアイデア商品を持っています。凄い力を持っていると思いますが、支店の営業となるとですね~・・・

私は車メーカーの決算時に購入を合わせません。私のハートを鷲掴みにしてグッと来たとき購入します。

今、欲しい車があるのですが・・・高いので、メンテしながら・・・
しばらく335を大切に乗っていきたいと思います。

本田宗一郎さんのデザインとは。

全く素人の方に芸子さんの格好をしてもらってお酌をしてもらいます。もう一人、本物の芸子さんにもお酌をしてもらいます。

座敷に座ってお酌を受けるあなたはどちらが本物の芸子さんかどうか言い当てることができるはずです。

しかし、なぜそう思ったのか ? 明確に理由を述べることができない。

デザインをするものは、これではいけない。っと話されたようです。

デザイナーとは理論を知っていなくてはいけない。こちらよりあちらの方が感じよく見える理由を明確に知っていなければデザインはできないということでしょう。

デザインとは ?

昨日、大手ハウスメーカーのデザインについて触れましたので、その流れでデザインについて語りたいと思います。

私の会社にもデザインというキーワードがはいっております。

デザインとは何か ?

言えることは、わざと普通と違っていることをして人の注意を引 こうとする行為ではないということです。それは変わっているのであってデザインとは違います。

私の思う住宅デザインとは暮らしやすくするプロの技だと考えています。こんなえらそーなことを言えるのは実はわたくし・・・その大手ハウスメーカーの設計デザイナーの講習を何度も受けているんです。

この方は、大手ハウスメーカーのモデルハウスなどをデザイン・設計されていた方です。退社されたあとデザイン研究所所長となられて講義をされていました。

同じような間取りであってもデザイン力で全然違う建物になることはウスウス知っていました。凄く興味があったので早速門をたたいてみました。

この方はまず本田宗一郎さんがいかにデザインを重視されていたか話してくれました。本田さんはそのデザイン力について次のように話されていたそうです。

では、明日(笑)

素晴らしいデザイン。

戸建て賃貸のチープさをなんとかしたいんですよね。ネットでいろいろ見てたら、東京にある丸山タウンハウスさんのデザインが素晴らしい。。。長屋ですが・・・
シンメトリーを基本形にして、2Fのサッシで少し変化させるあたりが見やすい。
色使いも上品ですし、屋根勾配も可愛らしい。
良く見ていただくと・・・ベンドキャップの付き方もにくい。
大手ハウスメーカーのデザインですが、さすがって感じです。この企業は居宅のデザインもいいですね。しかし、たか~い。

この間取り2LDKです。
家賃なんと175,000円だそうです。

きれいなデザインの基本は「余りをつくらない」です。構造の骨組みに沿って造作しますと、あちらこちらに余りが出ます。
例えばバルコニーの下端と1Fの掃き出し窓の間に余分な壁が出ますと締まりのないダサい感じになります。

外観写真の玄関ドア上部に全く余りがないのをご覧くださいませ。私も以前からこの手法を使っています。。。

こういった感性を大手ハウスメーカーのデザインチームは持っています。私も随分勉強させてもらっています(笑)

着工戸数が大幅増。

地元紙経済面に住宅着工戸数が大幅増と出ていましたね。消費税の増税予測による駆け込みに超低金利が影響したと言っています。


しかし地元工務店を対象にしている建材店や工事店の担当者に聞いてみたのですが、去年と変わらないという答えでした。

っとすると好調なのは、大手ハウスメーカーということになりますか。超ローコストも増えているそうです。

これから米国に追随する形で格差が広がると予想されています。

それぞれの業界の中でも両極端ともうしましょうか。ブランド力ある企業の好調と地元トップ企業、そしてコスパ一番企業に人気が集中するのでしょうね。

これらに対抗するには、どの分野もどの企業も突出した個性ある魅力を打ち出さないといけないんでしょうね。
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