道路斜線とは、道路に架空の斜線を引いて建物をその中で計画するという高さ制限のことです。
良好な環境の確保や、道路上の日照、通風、採光 などを確保することが目的です。
ざっくりいきますと、決められた係数があって商業系地域は1.5、住居系地域は1.25を接面道路に乗じた斜めの線です。
斜線の引き方は1.25の場合、10mいって12.5m上がる斜めの線です。1/100で作図する場合は、10cmいって12.5cm上がれば斜線は簡単に引けます~
道路の幅員が4mで住居系地域ですと4m×1.25=6m、道路と敷地との境界で6m以下に建物の高さを抑えましょう・・・ということです。
一般住宅の軒高は約6mですから、敷地いっぱいでは道路斜線がクリアできません。なので少し接面道路境界から話すことになるのですが、その離れた距離を道路反対側にも想定してくれるのがセットバックという緩和規定です。
これでは良く解らないと思いますので、具体例を記します。