現況取引という言葉を聞いたことがあると思います。
公募面積によるとか、実測による取引とかですね。
これらは境界が未確定のものが少なくありません。
業者が開発許可をとって、きっちり測量して新規分譲している土地は測量図と謄本に対し現況が全く同じです。
しかし、これ以外では謄本と現況が違うなどは良くあるケースなのです。
このことを言い換えれば境界だと認識していたところが近隣と認識が違う可能性を秘めているわけです。
私は20代のころ、ハウスメーカーの一括下請工事をしていました。地鎮祭も終わりユンボを投入して、掘り方を始めたところ・・・お隣のおじさんが「境界でもめとーけん、建てたらあかんっ」といってきました。
元請けへ報告し工事を中断しました。施主さんも「なんかゆうてきたで???」みたいな戦闘モードになり、結局工事はキャンセルになりその土地には今も何も建っていません。
この商売を長くやっていると、こういった諍いを何度も経験しているからか、私は境界に凄く敏感です。
なので私が買った土地、SKIP・PIT・GARAGE 3つとも測量図があり境界が確定しているものばかりです。
では、その3つがどういう確定だったのか、少しずつご紹介していきますね。