2024年も人手不足による倒産が増加したようです。募集を試みても反響ゼロとか珍しくないみたいですねー
徳島県も最低時給980円に引き上げられました。TVインタビューで零細企業経営者が「一気に時給86円も上がったのではやっていけない」と答えていましたが、そんな会社に就活する方はおらんでしょ(笑)
住宅業界も職人不足+高齢化が2025年から深刻化するといわれておりますが、これまた20年も前から研修等で耳にタコができるぐらい繰り返し訴えられていました。
住宅の中心的職人といえば大工さん。そもそも戦後の住宅業界大工は進学を諦めた中卒の子たちが親方(棟梁大工)の道具持ちからスタートして約10年修行して一人前になっていたので当初から賃金や効率の低さが目立っていたんです。
大工さんに直接工事依頼があった昭和高度成長期はまだマシだったと思いますが、その後営業力のあるハウスメーカーに取って代わられ、住宅が規格化・機械化・プレハブ化していって出来るだけ職人工数を減らす方向に動いたんです。
これらに対抗するようにローコスト住宅が現れ席巻していきますが、当然職人の手当ても抑えられる訳です。
この頃やっと大工さんのほとんどを正社員とする工務店も出てきて病欠等の不安解消につながっていますが、まだまだ年収の低さと技能習得迄の長期間がネックになっていると思われます。
今から年収や保証をちっとばかし上げるといっても成手は少ないでしょうけど、この住宅業界自体が確実に先細りですからある程度バランスは取れるのではないかと思うんです。