スルガ銀行の悪事が次々と噴出しておりまして、以前より金融庁から目をつけられていた銀行です。
アパートローンに対する過剰融資ではなく、アパートローンということにしてしまう不正融資な訳です。
以前から、いわれていたのはスルガ銀行とあと二つの銀行があまりにもひどいということでした。
融資のしくみは違えど、あと二つの銀行も不正融資をしていたのでしょう。
ここで一つ言いたいことがあります。
アメフトの試合で暴行に近い不正なタックルをした選手は、こう言い放ちました。
監督が責任を取ると言われたのでやったという。
スルガ銀行の行員のうち不正を働いていた割合は相当なものだと言っていましたが、彼らはこう言い放つのではないでしょうか。
上司に言われノルマのためしかたなくやったと・・・
その上司は、経営層から強いプレッシャーをかけられ強く不正を推し進めたというでしょう・・・
耐震偽装で揺れた時にも、姉歯氏はコンサル会社や施主からコストダウンに対する強いプレッシャーをかけられてやってしまったと・・・
国会では口が裂けてもそういわないのは、その後つぶされるか或いは何かの得をもらうかの選択肢があるから、そうは言わない。
選択肢のない場合は、他責にしてしかたなくやったという大人になれない優等生たちなんですね。
「こんなことしたらアカンだろう」と自分で制御できないまじめな方たちが、社会的に重要な席につくとこういうことになるんでしょう。
見た目は立派な大人だが、中身は小学生の感性ということ。
彼らにはもう誇りある人生がなくなってしまいました。
しかし、そう考えないからやってしまったのでしょう。
スルガ銀行以外のあと二つの銀行も早く浄化作業に入らなければ、被害者が増えるばかりですよね。
しかし、被害者と言っている方たちも「こんなカタチの融資はアカンだろう」っと思わなかったところに原因があるんですけどね・・・
住宅ローンも含めて融資してもらうということは完済するのが基本形であり、サラリーマンであってもそこの責任だけはCEOな訳ですから・・・