構造躯体は、大きく分けて鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造、そして木造です。
それぞれに特徴があります。
たとえば、鉄筋コンクリート造なら曲線や斜めなど自由に形成が可能ですが、コンクリートには寿命があります。
木造は本来構造によれば木自体が自然材のため寿命がありません。日本全国に神社・寺・城など歴史ある建物が残っているのはそのためです。
現代の木造は基礎にコンクリートを使っているので寿命がある訳ですが、お城などは石垣、つまり自然材なので寿命がない。
一般の在来木造(お寺などの伝統工法とは違います)の弱点は、4F建て以上は無理ですし、鉄骨のように柱だけで支えられず壁が必要になりますし、スパンといいまして梁を大きく飛ばして大空間を生み出せないとかがあげられます。
しかし、コストパフォーマンスは最高ですし、断熱性能も作りやすいし、地震の際には自ら揺れることでエネルギーを消費して耐えます。
何と言っても人に良い影響を与えます。
森林浴のように木が人に与える波動は自然でいいとされ、鉄の波動は良くないとされています。
そうすると、木造の弱点を克服する工夫をすれば凄くいいものができるわけで・・・
今秋より徳島市で着工いたします建物ですが、1Fは完全な駐車場で2Fが事務所。
本来なら鉄骨造となって木造では無理な典型的なケース。
もう一つは、平屋で大きくスパンを飛ばして大空間のセミナールームや事務所を計画。
こういうケースも柱と梁だけで形成できる鉄骨造となりやすい。
一般在来木造では実現しないケースを「ラーメン木骨構造」「トラス構造」などを採用して計画を進めております。
これらが上手く組み合わさると、後には木造の素晴らしいところだけが残るという算用ですね~
ご興味のある方は、HPからメールください。
構造躯体が見えるうちに解説いたしますよ~
とは言っても・・・10月以降ですが(笑)