価値ある商品には必ず魅力ある素晴らしいコンセプトがあります。誰かがそのコンセプトに共感することで価値を認めてくれるのです。コンセプトなしに表面だけ繕っても、気持ちがグッとくることはありません。
しかし、そのコンセプトは万人にはウケません。限られたグループにだけウケるのです。その限られたグループを想定することをターゲティングといいます。
私はAKB48のアイドルたちがほとんどが同じように見えてしまいますが、自分の好きなビールは目を閉じて飲んでも言い当てることができます(笑)
つまり私は、秋元さんの意図するターゲットではないということですね。あれだけの人気で売り上げを伸ばすAKB48には素晴らしいコンセプトがあり、それは絞り込んだターゲットに向けて共感を呼ぶよう仕掛けられているわけです。
賃貸ビジネスも同じことです、そこにしかない商品価値を生み出すには、まずターゲット(入居者)を絞り込み、その方たちにどんな気持ちになってもらいたいのかをしかけていけばいい訳です。
その具体的なしかけのこと(例えばスキップフロア)をコンテンツと呼び、入居者のメリットを導いていく様々な項目ごとの狙いをコンセプトと理解してください。
つまり、コンセプトに共感してくださると入居者は価値を認めてくれます。
では次回は、ターゲティングとコンセプトを実際のSKIP HOUSE・PIT HOUSEに当てはめながらご理解を深めていただきたいと思います。