2007年当時、シンプルモダンスタイルが流行っていました。スキップフロアにしてリゾート感覚を演出すれば絶対ウケルと思って生み出しました。想定家族は4人です。
当時は珍しい6層構造で見学会は大賑わいとなりました。こちらは
リビングからスキップする露出型階段です。SKIP HOUSEの洋室からスキップルームへの階段は、これを真似て作っています。
しかし、この時は一般住宅。スキップしたところがダイニングキッチンというのが今一ウケなかったですね。リビングとダイニングは同フロアがいいというご意見が大方でした。
なので次はスキップしたところを畳コーナーにしました。
これはウケタ、ウケタ~
あとはもうプランのほとんどがスキップスキップ、スキップしまくっていました。
スキップフロアの魅力の一つに縦への空間の広がりがあります。縦へ視線が抜けてゾーンが繋がっていくのです。コンパクトな床面積だからこそ縦への空間デザインが活きてきます。そしてなんとなく仕切られる曖昧さが胸に残るのです。
この時の試みが、SKIP HOUSEのスキップルームとなって活かされています。