昨日は低リスクのお話をしましたね。
ワクワク感や暮らしやすさを生み出して入居者の気持ちを捉える以前にターゲティングを行います。ここは明確にします!
ファミリーか、カップル向けか、単身者向けかを一つの敷地で全て検討するのも有りですが、間取り・仕様等はターゲットを明確にしてから作っていきたいところです。
たとえば、「2LDKにすれば子供が小さいファミリーでもカップルでもどっちでもいいんじゃない」というような広さ(坪数)や部屋数だけで進めると商品力が弱弱しく競合にさらされてしまいます。
私がファミリー向けに設計するならば以下のことを大切にします・・・基本独立した3部屋が必要です!
①まず大収納です。1Fと2Fの間に大収納階をつくり賃貸物件の不満である絶対収納量不足を一発解消しておきましょう。「つまえるハウス」がそれにあたります。今使わないもの全てを大収納につまえて(笑)いるものだけ各クローゼットに持っていく暮らし方です。
②キッチン・洗面・風呂・トイレ・LDは必ず全て1Fにしましょう。子育て世代は、ほぼ1Fだけで過ごしたいものです。
③トイレは2か所必須です、2Fにもトイレを設置しましょう。
④洗濯動線をつくる、勝手口等からの物干しテラスを設置することで、ファミリー子育て層は心動かされます。食器洗い乾燥機も魅力アイテムとなります。
⑤駐車場は並列3台用意します、巾もミニバンが予測されるので2,800mmぐらい広くほしいです。さらにゲストパーキングが少しあれば完璧ですね。
⑥ゴミ出し動線や仮ゴミ置き場等
これらを全てクリアした上で、外観デザインや間取りの優位性・仕様インテリア等々をセンス良く組み立てていきます。
この時点で低リスクになっています!
ターゲットがカップル向けや単身者向けとなりますと、この重要ポイントが全く違ってくるので、ココを必ず明確にする必要があるんです~