歴史作家、塩野七生先生による学習院高校生との特別授業の様子が昨日再放送されていました。
たまたまつけていたテレビでしたが、生徒の質問に答える塩野先生に強烈に惹きつけられました。
こういうのカリスマ性というのでしょうかねー
ほぼ共感というより、尊敬ですね。
素晴らしい方って私が知らないだけで結構いるんでしょうね。
印象に残った言葉のひとつ。
生きていくのに免疫をつけなさい。
免疫をつけるために教養を身につけなさい。
そして、経験を積み重ねなさい。
はい、先生。
わたしちょっとその教養が(笑)
何事も正しいということはなく、どう考えるか、自分はどうしてそういう考えに至ったのか、知ることが大事ですと言われていました。
私は、経営不振だった父の会社を25歳の時に継ぎました。
当初は経営とは何か、さっぱりわからないまま建築現場で仕事していましたが、これではマズイと思って30歳前後は随分県外へ講演・セミナー・研修に出かけていきました。
なかでも熱心に通ったのは、現役経営者の講演でした。
ためになるのも、ならないのも様々でしたが、業績絶好調時の経営者の方がわずか数年で倒産に追い込まれるケースも結構あって、私はこの時に少なからず免疫力がついたと思います。
どうしてそういう考えに至ったのか、あとから解ることもあります。
自分ができることが限られていることに途中から気が付き始め、その時ぐらいからですかね、モノを見る目が自分自身の中にしっかりしてきたのは。
教養なんですねーやっぱり。