アナログという本をたけしさんは去年出版されました。
もちろん、拝読しました。
昨晩の対談の話にも出てきました。
たけしさんは、映画監督もするので脚本は随分前から映画のために書き溜めているようですが、小説は初めてのようでした。
アナログとは若者の恋のお話しですが、スマホを駆使しない純愛物語です。
読んだ印象は、これは映画にするのかなと思いました。
たけしさんは対談で小説と映画の間に脚本があると言っていて、映像で見せれば一瞬で済む情景を言葉を選びながら凄く時間がかかるのが小説だと言っていました。
黒澤監督の映画は、その映像を小説のように表現しているそうで、私も黒澤監督の映画は何作も見ましたが、他作品とは作りが変わっているなとは思ったものの、その点には気づきませんでしたね。
見る側と作る側の違いと言いますか、この映画はいいと思うのとこの映画はこういう作り方をしていると見抜いて感じるのとはプロ側とやはり感性に差があるんでしょう。
私たちの仕事も同じ、この部屋がいいと思っていただけるには、明確に狙ったもの(ターゲティングと圧倒的な差別化)が組み合わさってできているので、その辺のところの差はやはり大切にしないといけないと、あらためて思いました~
規制が多すぎるテレビの将来を案じているようでしたが、現実を見て10年サイクルで生まれてくる天才がまた現れるといっていましたね。
また、例に漏れずあの世代の方々の話題は「力道山」なんですね。
たけしさんは、悪役レスラーのミスターXっていってるけどパスポートがないと入国できないんだから、わかってんじゃねーかと子供の時に思ったとやはりコメディアンとしての見方を持っていたんですね。
また、坂本教授は大衆が一丸となっているさまに不安を感じて悪役レスラーを一人応援していたというから、有能な人たちは子供時代からやはり違うんですね。