タンス職人だった父の後を継いで、大塚家具で大成功を納めた大塚会長が事業承継の反省点などを語っておられました。
社長だった長女と対立し、追われる形で新規事業を起こした。
子どもたちが協力し合って盛り立てていってくれると思っていたようですが、バラバラになってしまった。
エリート街道まっしぐらで優秀な長女と、たたき上げで理屈に合わない感性力で乗り切ってきた先代とは全くスタイルが違う。
そもそも上手くいかないのではないでしょうか。
日本の企業の事業承継のほとんどは身内への継承ですが、兄弟等がいると権利が複雑に絡み合ってさらに難しくなるようですね。
旅館を継いだ4代目の星野さん。
星のリゾートで大成功していますが、真の成功はそこからの事業承継を成功させることだと思います。
自分でやるのと事業承継とが全く違うジャンルなのでしょうか。
昔はよく優秀な番頭を娘婿にして事業を継いだと聞きますが、現代ではそうもいかないですもんね。