不正は見抜けない ?

現在は全ての新築工事で地盤調査が行われています。SKIPもPITもありがたいことに地盤改良は必要ありませんでした。

こちらは住宅産業新聞の記事です。
地盤調査や補強工事に関してデータを現場からウェブ上にアップすることで改ざんを防止するシステムを構築するというもの。

杭打ちデータの改ざんや調査データの流用が問題になったので、現場作業人・調査会社・保証会社等がウェブサイトで情報共有することで防ごうという取り組みですね。

こういった事件がおこる度に「なぜ、見抜けなかったのか ? 」という話が出てきます。意図的に改ざんや流用する場合、見抜くのは難しいケースがあると思います。

ミスなら発見しやすいでしょうが・・・

マンションの傾きによって判明した杭打ちの改ざん事件は、大手建設会社の下請け会社が悪いんだという発言まで飛び出して後に謝罪会見を開いていました。
マンションの住民は、大手だから安心して購入したんだと憤っています。まさか、この会社が・・・と。

燃費のデータ改ざんも現在問題となっています。これもまた燃費がいいと思って購入したんだとユーザーは落胆しています。

なぜ、見抜けなかったのか?  ではなく、なぜ、改ざんするのか?
だと思います。

作業人や技術者・担当者レベルでそんな改ざんするでしょうか? 何の得になるのでしょうか。大手メーカーでみられたように歴代の経営者だけが問題なのでしょうか。なんのため???

利益のためだけに大手企業としての信用や信頼が失墜してまで実務者や経営幹部がそんな指示するでしょうか。

すいません・・・完全な持論ですが「物言う株主」の存在が影響していないでしょうか?
上場会社に多いと思いませんか ?

利益が出れば株は上がります、不正が発覚すればストップ安、いずれにしても事前に判っていれば莫大な富が転がり込みます。
1929年の米国市場の暴落から始まった世界恐慌でも莫大な利益を上げたグループがありますからね。

株主の一部には企業の成長ではなく、マネーゲームとして捉えているグループがあります。日本の大企業は、これらのグループに翻弄されているように見えてしかたないのですが・・・

個人の倫理観が低下しているというより、そちらの方があやしいと思いませんか。皆さんは、どうお考えですか。。。
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