2016年4月28日木曜日

柱や梁の種類が耐震にも影響するのか。

木造の耐震についてお話してきましたが、鉄筋コンクリート造・鉄骨造も同様に規定が改正なっていますので、マンションの1棟売りなどでは旧耐震と新耐震では価格に影響しているでしょう。

昭和56年以前を旧耐震、それ以降を新耐震と呼んでいるようですが、前回書きましたように2000年の改正が大きいと申し上げました。このことは徳島県知事も言われていたようでした、すいません。。。

で、木造に戻りますが・・・木造は柱と梁で組まれています。その種類と耐震との関係について述べていきますね。(杉やヒノキの樹種に関してはまた後程。)

まずは、無垢材か集成材かに分かれます。さらに無垢材はグリーン材と乾燥材に分かれます。無垢材を機械で乾燥させるとKD材、つまり乾燥材になります。自然乾燥のみの乾燥材とは区別してください。

無垢材を自然乾燥させると良いのですが、手間と時間がかかるため機械で乾燥させることが多いです。強制的に乾燥させると木の持つ繊維が破壊されやすく、ねばりがなくなります。その反面、収縮やねじれが少なくなり床なり等などの不具合は減ります。

無垢材をそのままグリーン材として使用すれば強度は問題ありませんが、収縮やねじれが完成したあとも出やすくなります。結果、床の不陸や壁にひびなどが生ずることもあります。このことは耐震に大きく影響していないと思います。むしろ建てた時の仕口と金物の関係でしょうね。

建てたあとのクレームを少なくするにはKD材ということになりますが、強度はグリーン材があるのではないかということになります。

また集成材といって一旦乾燥させて平板にしたあと強度がでるよう貼り合わせたものもあります。収縮などの狂いがほとんどなく強度も製品として均一化されています。ハウスメーカー・FCメーカー・中堅ビルダーなどはほとんど集成材を使用します。
私も使用していましたが、シニア世代には貼物と言われ不人気なこともありました(笑)強度は信頼できると考えています。

無垢材のほうが粘り強いのですが、1本1本バラつきがあるので、構造計算などが必要なときなどは集成材を使うケースが多いです。

法的には、この手の種類で耐震性に直接大きく影響するとは考えていないようです。

私が感じるのは・・・KD材は機械乾燥させるため、地震時のねばりがどうかということ。集成材は精度がほとんど変わらないという特性から長期に渡って新築時の耐震性が保持される。グリーン材は強度・ねばりがあるが、一定程度乾燥させないといけない。

土台・柱・梁、そしてその他の補足材も含めて特性を熟知したうえで適材適所に努めるのがいいと思います。